お祭り
ブログサボりました(白状)。
オールスターも一つ落ち着いたところでちょっと気になったことを書こうと思います。諸事情により第1試合しかテレビ観戦できませんでしたがTwitterなどで第2試合のあのシーン拝見しました。
物議を醸したのは阪神近本の三塁打の件です。なんJでは「忖度サイクルヒット」などという呼び方もされていました。実際の映像をTwitterからピックアップします。
https://twitter.com/hansin2018/status/1150008672875008000?s=20
これは忖度とも言われかねないプレーですね。どうやらファンがレフトの西武秋山や日本ハム西川に前進守備を求めていたのに応じたという話もあるようです。これについては、「子どもたちの前で全力プレーを見せないとは何事か」などの批判も「お祭りなんだしいいのでは」と言った肯定的な意見も見られます。賛否両論というところでしょうか。
僕はこの議題について自身の賛否を「なしではないがありと断言したくない」という微妙な位置においています。なんとも日本人らしい意見ですが、この問題がたいへん微妙な問題だと考えるからです。
間違いなくオールスターは、年に一度のお祭りです。「球宴」なんていう漢字が当てられるぐらいですから。レギュラーシーズン関係なく、両リーグのスター選手が集まり野球を楽しむ。そんな日です。特に交流戦がレギュラーシーズンの一部として始まってから、セパ間の交流は盛んになり、オールスターの立ち位置はより「お祭り」に近くなっています。近本が達成した記録はあの古田さんだけが達成した記録ですし、その記録の達成を見たいのは当然と言えます。
しかし、ファンというもの、忖度や緩慢なプレーを見に行きたい人はまずいません。これらのプレー、特に源田の中継プレーはちょっとおかしいなと思います。これでは子どもたちに全力プレーの大切さを説くことは気が引けます。だからと言って近本の記録の価値がなくなるわけではありませんが、それでもいわくつきのものになってしまうでしょう。
賛成派も反対派もそれぞれの主張は理解できます。もう一つオールスターの位置付けを考えたいと思います。
お読みいただきありがとうございました。19日札ド行きます。楽しみだ!!!
宝石のような・・・。
本当は昨日のうちに書くべきだったのですが、気がついたらもうこの時間でした。笑
昨日の試合はBS12チャンネルでの中継があったので、CSもパリーグTVもない僕でも見られたので、試合開始からずっと見られました。
そんな日の先発投手は佐々木千隼。怪我に苦しみ昨年の1軍登板はなかった彼が、マリンのマウンドに帰ってきました。また相手日本ハムの先発は「マグヌス中村」こと中村勝。こちらも久々の登板で、日ハムファンの兄と「馬鹿試合になりそう」と話していました。僕も僕でなかなか荒れそうだなと思っていました。
いざ試合を見ていくと、千隼のピッチングは素晴らしいものでした。かつてのストレートの球速はありませんでしたが、スライダーとナチュラルシュートのキレが良く、シンカーもよく落ちていました。低めのスライダーに清宮のバットが空を切る様子は爽快でした(別に清宮アンチというわけではありません)。結果千隼は7回5被安打1失点。その1失点は近藤のソロ(1号)だけでした。ここまで良いピッチングをしてくれるとは恥ずかしながら期待していませんでした。まさにこの一言に尽きます。
「宝石のようなチハヤが帰ってきた」
それに応えたいのが打線。初回こそ中村勝の前に三者凡退に終わりましたが、2回から打線が活気を取り戻します。この回先頭のレアードが四球で出塁すると、2死まで持って行かれた後井上も四球、次の田村が一・二塁間をしぶとく破るタイムリーヒットで先制。綺麗なヒットとは言えませんでしたが、よく打ち、レアードもよく走りました。その直後の3回にお祭りが待っていました。この回先頭の目下首位打者の荻野貴司が四球で出塁、鈴木大地がヒットエンドラン(ややラッキーな)でチャンスを大きく広げると、中村奨吾がまた四球で満塁。ここでマリーンズファンは「満塁はピンチ」と思うことが多いのですが、今日は一味も二味も違いました。4番レアードのボテボテのゴロ。しかしサードランナーはあの荻野貴司。あまりに速すぎる俊足を飛ばしホームセーフ!一時はアウトと判定されてしまいますが、リクエストで覆りセーフ。追加点は足でもぎ取りました。本番はこれから。5番清田。2球目のストレートを強振した当たりはレフトスタンドに突き刺さるグランドスラム!!「丸が来なくてよかった」は間違いでは全くなかったことを本人が証明して見せました。その後の攻撃には全く見所がなかったので、省略。斎藤佑樹をなぜ打てない。
8回以降は中継ぎの松永、益田がきっちり抑え、6−1で完勝。大変爽快でした。We Are!!は千隼。慣れてない様子でした。大丈夫だ。これからたくさんやろう。
これからもっと嬉しい思いをさせてやりたいです。まだまだこれからだぞ。千隼。
お読みいただきありがとうございました。今日はブルペンデー。どんな継投、ピッチングをしてくれるかな?
トレード
今朝何気なくニュース見てたら、こんな記事が流れました。
高野トレードですか。
2016年夏頃、速球を武器に中継ぎとしてチームに貢献していた姿は、よく目につきました。当時は「伊東帝国」のメンバーが軒並み怪我で離脱。セットアッパー南という条件下でした。その時の高野の威力あるストレートには夢を感じました。新・伊東帝国には高野がいる。そう思っていました。しかし翌年以降伸び悩み、今年の成績は2試合1回1/3を投げて防御率13.5と、全くと言っていいほどチームに貢献できていませんでした。新天地は阪神。環境を変えて、またあのストレートを見せて欲しいです。
かわって阪神から来るのは石崎剛投手。こちらもストレートの良いピッチャーです。高野と同じような中継ぎでしょうか。ここ最近は怪我に苦しんでいますが、2017年オフの「アジアプロ野球チャンピオンシップ」にも出場し、中継ぎとして活躍した選手です。怪我が治れば大いに期待出来そうな選手です。マリーンズという新たな環境で、もう一度花を咲かせて欲しいですね。
トレードというものは、寂しさも期待ももたらしてくれます。今はTwitter上では「マリーンズが得だ」と言われていますが、それはフタを開けてみないとわかりません。今はどちらの選手の活躍を願うばかりです。
高野、マリーンズにいてくれてありがとう。阪神でも頑張ってくれ。
石崎投手。千葉ロッテマリーンズへようこそ。これからよろしくお願いします。
お読みいただきありがとうございました。1限?知るか。
お前が打たなきゃ誰が打つ
昨日の夕方、こんなツイートが流れてきました。元は中日ドラゴンズ応援団のツイートです。
https://twitter.com/dragonsouendan/status/1145572752344010755?s=20
中身は中日応援団が誇る名曲「サウスポー」の演奏を自粛するというものです。どうやら「お前が打たなきゃ誰が打つ」というフレーズが与田監督のカンに障ったらしいです。(以下中日スポーツのソース)
私個人としては「何が悪いんだ」と思います。「お前」程度の言葉で目くじらを立てるようなことでは監督として色々気にしすぎではないかと思います。監督は現場のトップですから、細かいところも気になるのはわかりますが、同時に全体として重点的に見るべきところもあると思われます。ましてやドラゴンズは現在(7/1終了時点)セリーグ5位ですから、今は浮上のためにも選手のマネジメントに集中するべきだと考えられます。実際にツイッター上では与田監督の采配に厳しい目線が送られていますし、この件を皮肉ったツイートがいくつもなされています。
また、「お前」という歌詞はどこの球団の応援歌でもよく歌い込まれる歌詞でもあります。マリーンズでいえば青野毅の「お前の一振りで 打線に火をつけろ」や、田中雅彦の「お前が打てばまぁ最高」のように(現在はない)。これらの表現の何が問題なのか、私にはよくわかりません。与田監督曰く「子供が歌うのはどうか」とのことですが、私としてはファンに年齢は関係ないと思います。子供だろうが不甲斐ないプレーをした選手には激を飛ばす方が良いと思いますし、誰だって少しぐらい「親目線」があったっていいと思います。
あまり見ないセリーグの出来事とはいえ、プロ野球を愛する者として、応援歌のちょっとしたフレーズでこのような出来事が起こってしまったことは、非常に残念です。またサウスポーが球場に響き渡ることを楽しみに待つことしか僕にはできません。
お読みいただきありがとうございました。午前休って最高だな。
丸が来なくて
「丸が来なくて良かった」
これをポジティブな意味で発する機会があるとは思いませんでした。
このフレーズをTwitter上で見たときは正直怒りました。今シーズン入る前、昨年の12月ごろだったはずです。清田育宏外野手が丸獲得失敗報道を聞いた時に発した一言です。チーム実質最年長の清田がこんな意識でいいのかとしか思いませんでしたし、トレードなりFAなりで出て行って構わないと思いました。おまけに多分このブログを読んでくださっているマリーンズファンの皆様も似たような感情を持ったのでは?と軽めに思ってました。
当然全く清田には期待せずにシーズン入るわけですが、6/30終了時点での成績が、打率、HR、打点、出塁率、OPSの順に以下の通りでした(規定未到達)。
.277 5 26 .368 .783 (得点圏:.296 2 22)
これだけ見たら割と普通の成績ですが、試合を決めるヒットが多いのが今年の清田。6/28の楽天戦では9回2死から四球などで繋がり回った打席で、あの松井裕樹から逆転タイムリーを放つなど、ここぞという場面で打順が回り、そこで結果を残してくれる印象が強くあります。
こんな勝負強い選手が年俸4400万円(推定)です。素晴らしいの一言で片付けて良いでしょう(かつての不祥事、言動には目をつぶり)また、打てば「丸が来なくて良かった打法」とかいじられてるのも面白いとこです。
一方、比較として読売丸(5年25.5億)の成績を見てみましょう。並びはさっきの清田の成績と一緒です。
.307 13 42 .403 .921
これだけ見れば「丸が来なくて…」は言い過ぎかもしれませんが、ある意味副産物とも言える二つの現象が起きてます。
- 荻野貴司、ここまで怪我なくレギュラーとして出場
- レアード獲得、ここまで全試合出場
荻野、レアードの成績は以下の通り(荻野のみOPSの後ろに盗塁を表記)。
荻野:.336 5 25 .398 914 17
レアード: .277 21 51 .362 .928
これを全部「丸が来なかった効果」というのは無理ですが、それでも丸以上の貢献をしてくれています。ちなみに荻野とレアードの年俸の和は1.6億程度。
ここまでくれば結論はこれぐらいですかね。
「丸が来なくて良かった!」
まぁ正直言えばこれに丸もいたらどこまですごい(当社比)打線組めたのかと思うことはありますが、未練は獲得失敗当時ほど強くはないです。
僕はただ一昨日打った清田を賞賛する記事を書きたかっただけだということを最後に述べてこの記事を締めます。
お読みいただきありがとうございました。さぁ4限だ。